イベントレポート

8月1日(土曜)13時半~15時半 歴史の偉人から学ぶ①「日本人の誇りを取り戻そう!」お話を聞く会を開催いたしました。参加費2000円

テーマ:日本の近現代史を知って、日本人の誇りを取り戻そう!

~~~教育現場では聞けない、私達のひいお爺さんが生きた時代~~~

アドミラル・トーゴーと日本海海戦  ―日本国最大勝利の金字塔(沖ノ島沖)―

我々の直近の父祖が生きた時代であるというのに、私たちは日本の近現代史がどういうものであったかをよく知りません。

事実を知らずには、どのような考えも態度も持ちえないものですが、私たちが知る知識は、意図をもって歪められたものも多いので、私たち自身が納得できる本当の歴史は、長い間封印されて来てしまっていました。

戦後70年が過ぎ、ようやく封印が解かれ歴史を見直すときが来たようです。

日本史のみならず世界史、人類史においても誇らしい金字塔のような意味を持つ「日本海海戦」が、この地元福岡の沖ノ島付近で起こった戦いであったという事を、まず地元の方々に知って頂きたく、これをまとめました。

世界遺産「神宿る島」沖ノ島は、別の意味でも世界歴史遺産に登録すべきほどの人類史的意味を持つ場所なのです。アドミラル・トーゴー(東郷平八郎)も日本より世界で有名なのに、日本の教科書からは消し去られようとしています。冗談ではない話です。

今アメリカで起こっている人種差別問題にも関係します。

又隣国韓国との問題、中国との問題を考えるにあたっても、幕末からの極東の歴史を知らずには、何も言えないし何もできません。悪い意図を持つプロパガンダは存在するのです。私たちはそうしないにしても、見破る力、目を持っているべきです。

本当に聞きたかった誇らしい我々の父祖たちの話をしますので、私たちも日本人としての誇りをもって生きましょう。

〈内容〉

日本海海戦勝利の世界史的意味

東郷平八郎の一生を通してみる幕末、維新、明治の極東情勢

<講師>

寺尾むつみ 九州大学大学博士課程修了(国語国文学科

 

梅雨も明けて、セミが元気に鳴く中、非常に内容が濃い近代歴史のお話を、「東郷平八郎」の人生を通してお話しいただきました。

歴史を浅くしか捉えておらず、その背景や歴史的意義を知らないまま今日に至っていたことに気が付かされ、「へえ~!」と「なるほど~」が沢山ありました。

また、かつて日本人が持っていた、人としての「誇り」や「誠実さ」や「心の礎」を改めて認識する機会となり、国際社会の中で起こる摩擦についてもそれぞれの国の国民性から理解をすることとその中でどう生きるかを考えさせてくれるお話でした。

次回<第二次世界大戦を紐解く>お話も、大変楽しみです。

以下、参加者からの感想をご紹介いたします。

・久しぶりに歴史のお勉強が出来てとても良かったです。

・2時間くらいの講演のために相当な時間をかけて情報収集されまとめられた先生は凄いなと思いました。

・とても深い、味わい深いお話でした。次回も時間を作って参加したいと思います。

・どうしてこの様な素晴らしいお話を、教育現場で伝えられないのでしょうか?教科書からも削除されて来ているのが不思議です。

・今もその時代を知っている方々が生きておられるうちに、語り継いで欲しい。今の若者に是非聞いてもらいたい。

・戦後の教育政策の中で意図的に隠されてきた史実を、豊富な資料と熱い語り口で聞かせて頂きました。更に深いところを聞きたくなるお話でした。

・90歳になる母がお話を聞きながら、『そうそう、自分が子供時代に聞いていたお話よね』と相槌をうちながら、『でも戦争が終わったら180度教えられる内容が変わってしまったのよね』と話していました。変えようのない歴史でも、解釈や教育でどのようにでも改変できてしまう怖さを知ることができました。