イベントレポート

7/25(土)11時~13時 みょうが饅頭&ガメの葉餅作りと山野草探索の会を開催しました。参加費1500円

おきらく山荘の敷地は1500坪。その中には色々な植物が生き生きと育っています。
散策しながら、山野草の紹介や薬効。使用法などのお話をしてまいります。

「ガメの葉もち」は九州北部ふるさとのお餅。
福岡に嫁に来て、義母に習いました。

柏餅の柏の葉の代わりなんですね~と言いながら、名前がごっついなと思っていました(笑)

福岡では亀やすっぽんのことを「ガメ」と呼んで、その甲羅によく似たそっくりな葉っぱ
サルトリイバラを「ガメの葉」と呼んでいるため、その葉で包むので「ガメの葉餅」と言うそうです。

つる性の茎には棘があって、「これでは猿も思うようには動けない」と言う意味で、
更に小枝が絡み合って鋭いかぎ爪が沢山ついてて猿がひっかかりそうなので、
和名「猿捕り(サルトリ)茨(イバラ)」。別名ガンタチイバラ カカラ サンキライなど。

根っこは薬用で、利尿、解毒、皮膚病に効果があり、リウマチの体質改善に役に立つ。
秋になる赤い果実は、生食したり、果実酒に。
葉っぱもお浸しやあえ物、炒め物に調理される。
らしいです。(ウィキペディアより引用)

「みょうが饅頭」は熊本県八代周辺の故郷のお餅。

お盆の時に、父の実家でおばあちゃんが作って下さるのが楽しみで、
小さい頃はカロリーとか考えもしなかったので、ご馳走をたらふく食べた後でも、「別腹ー」と言いながら10個近く食べてました。
私のソウルフード(笑)

お素麺の薬味になる茗荷(ミョウガ)が地面近くに花のようになるのを、嫁に来て初めて知りました。

ミョウガの葉は、蒸すととても香ばしいです。

集中力が増す芳香ともいわれていますが、
釈迦の弟子が自分の名前を覚えられなかったお話
落語の「ミョウガ宿」のお話など
お越しになられた方にご披露しようと思います。

裏と表と間違えて包むと大変なことに!それも伝授いたします(笑)

お作りになったお餅で、食べきれない分はお持ち帰り頂けますよ。

<持参物>
エプロン・手拭きタオル

<雨が上がって瑞々しい緑に触れる>

少雨の日でも、参加者の皆さんのおかげ様で散策の時間は雨を止めて頂きました。沢山ある植物の中でも、夏のこの時期に花咲いているものを主にご紹介。

また、山の中で虫にさされたときに見つけたら生葉を揉んでつけたら良い雑草や、山でよく見かける花の名前や効用、お料理に抗菌作用を期待して使われる葉や実、トウモロコシのような実をつけているけど猛毒な植物などのお話をさせて頂きました。

30種類の植物を観察するつもりが、鹿がこれもあれも食べると獣害話に脱線して、触れないまま過ぎ去った植物も(汗;)すみません。表を参考にお散歩の際に野草観察を続けて下さいね。

その後、採取して頂いた「山帰来」の葉と「茗荷」の葉で包んだお饅頭を皆さんで作って、作り立てを食し、残りはお持ち帰りに。更に、ご自宅でご家族と楽しまれたことと思います。

今まさに咲き始めた茗荷の花と実。腐葉土の中で大きく育ったものを採取され、美味しいお料理に調理して頂かれたそうです。

自然の中で育まれる生命エネルギーの高い大地の恵みに触れて頂き、ありがとうございました。また、よく見かける蔓延る雑草も、お役目があったり使い道があったりと知っていただくことで、少し愛おしさも感じて頂けたのではないでしょうか。

お粗末な落語本「みょうが宿」の読み聞かせで、更に茗荷の色々を楽しんでいただきました。お子さんやお孫さんにも伝承して頂けたら幸いです。

<参加者からの声>

・自然の宝庫ですね。採って帰った茗荷を写真におさめ、友人たちにお見せしたら、驚異的な大きさに驚きの声が。

・全部知らないことばかりで、大変勉強になりました。

・自然に囲まれてホントに心地よい時間を過ごせました。

・絵本もお話がすごく上手くて、感動しました。(照れます;)

~~~拙いご説明で恐縮でしたが、楽しんでくださって有難うございました♡♡♡~~~