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「ベランピング」なるものを山荘でしてみました^^

最近のコロナ禍でステイホーム時間が長くなるため、お手軽にベランダやお庭でキャンプされる方が多いと聞きます。篠栗町・樹芸の森公園でも駐車場が満杯になるほどの沢山の方が集ってバーベキューをされたり、幾つもテントが張ってあったりするのを良く見かけます。

そんなこんなで、お手軽キャンプしてみようかと。

連れ合いは、バイクツーリングやソロキャンプに慣れた人。道具も色々揃っているし。夜に人の気配があっても鹿が来るのか検証してみたいし。冷房もいらない涼しさと寒くて凍えることない今の良い気候。蚊を始め夏の避けたい虫も減ってきてるし。今でしょ!と。

本当は中秋の名月を愛でながら、真ん丸お月様のエネルギーを頂きながらしたかったのですが、来客などで1週間ずれ。しかも、小雨予報の週末。そこで、

後でテント畳むときに濡れてたり、汚れたりしてたら面倒なので、雨避けも出来て、地面も平な、屋根のあるウッドデッキにテント張り。

ベランダでキャンプもどきをすることを「ベランピング」と言います。

夕食は義母と一緒に家で済ませて出たので、到着したころは真っ暗。そして、鹿たちが遠くで「ピーーーヨ。プーーーヨ。」って大声で鳴いていました。どうやら秋は発情期らしいです。

真っ暗でも、ウッドデッキだと電気は付くし、トイレも直ぐ行けるし、水道も直ぐ使える。お風呂も入れるけど、今回は明日篠栗町町営健康増進施設「オアシス」で「光明石人工温泉」、「人工ラジウム泉」、「電子浴治療機」等を楽しむことにして。(町外在住でも330円/回です。安い♪)

キャンプなんて子供たちが小さいときに一緒にした時以来。だけど、テントの張り方も、聞けば簡単。10分位で終了。風で飛ぶこともないので、ペグは打ち込まず。

 

 

 

テント用マットを敷き、暖かいシュラフも準備しておき、椅子代わりにハンモックを吊るして、小さな焚火台もセットして、夕飯の残りのアヒージョ・オイルをミニコンロで温めなおしてフランスパンとワインでチビチビしながら、、、

気持ち良い風を感じ、小川のせせらぎを聞き、炎がゆらぐのを見て、

ぼーーーっ

としてきました。

 

テレビもパソコンも本も無く、つい、食べてばかりいましたが、、、時間が過ぎるのがとてもゆっくりで、時がたつのも忘れる感じ、、、。

周囲は月明りもなく真っ暗ですが、目が慣れてくると夜のしじまにちゃんと濃淡で周囲が見えてきます。竹が風で動く様子や物の境界は結構わかるんです。イノシシやシカが来たら気配や動くものはすぐ分かるな。来たらコルク砲でも打って、‘’ここは来たら危険なところ’’ と思うようになったらシメシメだけどな。なんて思いました。(結局、動物の訪問は受けませんでした。)

小さな炎は見ていて飽きることがなく。ソロキャンパー&芸人のひろしさんのYouTubeでも、一時間ほどボーっと炎を見ているだけのものがあるとか。それを見る人も多いと聞いていて、なるほどね~と納得する感じでした。

もしかしたら、星空や月を眺めながら宇宙を感じたり、炎を眺めながら内観したり、普段話せないことでも話したり、出来たらよかったのでしょうが、何にもしない幸せをしみじみ味わってきました。キャンプに慣れない私は、することも思いつかず、ひと時ぼーっとハンモックに揺られて瞑想してたとでも申しましょうか。

時計を見ずに、就寝。テントの中は適度に守られた感があり、安心して熟睡できました。キャンプ場とも違い、半径200メートル内に誰もいない環境。雑音も無く、朝は鳥の声と太陽の明るさで目覚めるスッキリ感。霧雨が夜間に降ったようで、それで尚更静かな夜だったのかもしれません。主人は、虫よけ網付きのハンモックが快適すぎて、テントで寝るのには戻れないとのこと。荷物も撤収作業もテントの4分の一だとベテランぶりを申します。

朝は、ミニコンロで滅多に食べないインスタントラーメンを作ってくれて、とても美味しかったです。朝の散歩では、カマキリがクチナシの葉に卵を産み付けたばかりのところを見かけ、自然の叡智に触れた感じも。朝から家事でバタバタしないのも良い息抜きでした。

 

 

 

身近なところでのお手軽な非日常が、何とも心身の栄養剤になりました。

「ベランピング」お勧めです(^^♪