イベントレポート

12月20日(日)2020年を送り出す「餅つき大会」を開催いたしました。参加費2000円

「餅つき大会」

お正月に向けて、色々な準備がある中で、今回お餅を久々に杵と臼でもつくことにしました。労力的に全行程の全てではなく、餅つき機の力も借りて行いますが、皆で声かけ合わせてついたり、捏ねたり、せいろで蒸す火おこしをしたり、丸めたり、食したりしながら、今年の厄を払って、新しい年を迎える準備をします。

セイロで蒸すためだけでなく、寒さ防止にもキャンプファイヤー焚いて、ダッチオーブンでだご汁か豚汁も作りましょう。

そして、お餅を作りながら、例年食す楽しみが、つきたてのお餅で作る①柔らかな大根おろし餅や②ヨモギを混ぜた蓬あんこ餅③醤油につけて海苔で巻いた磯部餅きな粉餅ゴマ餅砂糖醤油餅⑤黒豆やゴマや蓬や少し砂糖を加えて作った切り餅の固まる前に味見と称して食べるいろいろ練り込み餅 でした。今回は①~④までのお餅と⑥小ぶりな鏡餅を皆さんで作って楽しもうと思います。

昨今は糖質を控える生活を選択されている方も多く、お餅は敬遠されるのかもしれませんが、「お餅つき」は日本の神聖な伝統行事。昔は餅をつく臼には注連縄が張られ、下に塩で清められた藁が敷かれていたそうです。(今回は致しません。祝詞を上げて、予祝として、安全に行い食しましょう!)

また、鏡餅は歳神様にお供えをする神聖な食べ物で、かつての銅鏡のように丸い形をしていることが、その名の由来です。歴代天皇が継承される3種の神器の一つである八咫鏡や神社の本殿にある鏡と同様、魂を表す神器の鏡でもありますね。歳神様にお供えした鏡餅を私たちも食べることで、新たな生命力を授けられると言われています。

また、鏡餅の大小2つの餅は月(陰)日(陽)を表しており、これを重ね合わせることで福徳が重なると言われています。28日までに飾って、正月11日の鏡開きで下げて、汁粉や雑煮にして食しますね。うちでは水餅にして柔らかくしてから、もう一度キャセロールで蒸して、丸餅に整形し直して、食したり冷凍保存しています。

薪をくべて炊く釜、もち米を蒸す蒸籠(セイロ)、餅を取り出して小分けにする餅板?(これは100年物で、うちで5代前から使われてるちゃぶ台の残存⁈。宅で毎年お正月にだけ使われてきた道具で、嫁に来てから初めて目にした道具。今調べたら、こう言うの「のし板」と言うみたい。「餅がつかない板」で検索ワードがありました。今では「もちもちシート」と言ってペラペラのシートをテーブルの上に広げたり、最初からのし棒で広げたら長方形の餅が出来上がる区画付きの「餅のしトレー」なども生産されている様です)、石臼など道具が豊富にあるので、毎年年末の恒例行事でした。

今年は、出来立てを食べながら、食べきれない分を、ご自宅お正月用のお餅のお持ち帰りに出来ます。その日のうちに冷凍保存しておくと、いつでも新鮮なお味で頂けますし、カビの心配もありません。空気や餅とり粉は極力減らすのもコツです。(冷凍庫がいっぱいの方は、わさびを容器の蓋の裏につけたり、小さなお皿に乗せて、風通しの良い冷暗所か冷蔵庫にいかがでしょうか?あるいは、水餅にして密封容器に入れて冷蔵庫保存。でも毎日水を替える必要があります。)

保存料が入っていないお餅は、焼いたときに変なにおいなどがしないのも、良さの一つですね。更に、みんなの楽しむ気持ちがこもった丸め餅は、幸せ波動と美味しさを引き出すのかもしれません。

今回は、コロナで感染予防が大事な時期なので、マスクをしながら、広々とした空間にて、野外活動をします。雨の日でも十分に広い軒下か、巨大テントの下で行います。(10メートルのカンボジア野外実験教室用テント。持って行けずに未使用です)

更に、力持ち男子の仕事量と感染予防の観点から、10名程度の募集と致します。ご予約お早めがお勧めです。

追記:いつもは出来ただけ大型冷凍庫に入れてましたので、今回初めて量を検索してみました。もち米1升(10合=1.4㎏)で切り餅20~30個分。1合で丸餅2~3個分。確かに作る大きさで数は変わるけど。ひと家族1升として、出来立て餅を食して(美味しいから結構沢山食べちゃいます!)、小ぶり鏡餅と丸餅10~20個はお持ち帰り頂けるのではないかと思います。大小のジップロック袋用意してます。

 

日 時:2020年12月20日(日曜日)冬至の日 10時~14時ごろまで

持参物:エプロン・髪覆うバンダナ・タオル・マスク

参加費:2000円(家族でご参加の場合大人2人目は1500円。子供1000円)

晴天の中、焚火台とカマドと薪ストーブで暖を取りながら、40㎏(13セイロ箱分)をペッタンコッタン交代しながら 臼と杵そして餅つき機の力も借りて、みんなで沢山のお餅を作りました。

美味しいゼンザイや豚汁 そしてつきたての柔らかいお餅で大根餅やきな粉餅や磯部焼き餅やあんこ餅を食べながら、沢山の小餅を丸め、お鏡餅を作って、新年を気持ち新たに迎える準備が出来ました。

途中、短い時間でしたが急な降雪もあり、冬を楽しむ一コマもありました。

今年はなかなか人とリアルで集えない時期が長かったので、野外でソーシャルディスタンスを取りながら、「同じ釜の餅」を一緒に食べられて、おしゃべりも出来て、大いに晴れ晴れとした気分で楽しむことが出来ました。

ずっしりとお餅のお土産を沢山お持ち帰り頂き、来年は本当に新しい時代を迎え、喜びに満ちた一年になります「予祝」にもなったイベントになりました。

また来年も、皆様におかれましても幸多き年になります様、そしておきらく山荘でも楽しく喜び多い一期一会が積み重なります様、お祈りしております。